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【雑記】ストレイライト ファン感謝祭 について

 本気で喋ると相当面倒臭いことになりそうなので、さっくり感想を喋ろうと思います。

 前半は冬優子、後半はあさひについて。言うまでも無いですけどファン感謝祭のネタバレと、あさひWING優勝のネタバレがあるので注意。

 ※今回プレイしたのは冬優子ルート(?)のみなので、あさひに関しては感謝祭の共通部分のみ言及


 追記:2020年6月4日、冬優子パートを改めて読んだら何を言ってるのか分からなかったので、ちょっと手直し。まだ粗いけど許して































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「ほどほどとか、無難にとか……
 ……そういうのが、冬優子らしくないってことだ」

「何言ってんのよ、
 最高にふゆらしいじゃない
 空気読んで、一番望まれてるように振る舞って……
 誰にも嫌われないようにして……
 ふゆは、そういうのがいいんだから
 ――あんたの言ってること、全然わかんない」
(【ストレイライト ファン感謝祭】リハーサル後)


 本気で喋ると激烈に面倒臭くなるポイント。なんというか、冬優子らしくもあり、冬優子らしくなくもあるんですよね。それは冬優子の中にある願望が複雑なせいだとぼくは思う。

 誰にも嫌われたくないとか、そのために空気を読んで振舞うとか、その辺は間違いなく冬優子らしいし、実際、ストレイライト関係なくそうしてきたと思うんですけど……。



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「……ま、もし他のプロデューサーだったら、
 きっと今のふゆはいなかったんだけど
 あんた以外に、冬優子って呼んでいいなんて、
 言ってやるつもりないから」

(中略)

「……でも……
 あんたにとってのアイドルはふゆだけじゃなくて……
 ふゆ以外の誰かでも、よかったのよね」
(【ストレイライト ファン感謝祭】ウェイト・イン・ザ・ウイング)

「結局、俺じゃなくてもいいんだよな」
(Persona4 the Golden ANIMATION #6)


 冬優子はプロデューサーを"唯一のもの"として扱ったけれど、プロデューサーから見れば数多くのアイドルのうちのひとりでしかない、という絶望感。実際はどうあれ、それを感じている。

 このあたりから(あるいはこれまでの冬優子の発言から)深読みするに、冬優子の本当の望みは「誰かにとっての特別になること」、言い換えれば「選ばれること」なんじゃないかとぼくは感じている。※もちろん、アイドル活動においては『ミラクル♡ミラージュ』から来る憧れもあるんだろうけど、それとは別に

 そのための手段として、「誰にも嫌われないこと」を徹底していたけど、結局誰にも選ばれることはなく、いつのまにか手段(嫌われない)が目的(選ばれる)にすり替わってしまって、もともとの望みはいつまで経っても叶わないままで――みたいな。

 そのあたりをWING編で乗り越えて、「胸を張れるような"ふゆ"というアイドルになることを決意」「Pに冬優子呼びを許す」というところまで来たのに、ファン感謝祭ではユニットとしての成功(あるいはあさひ)を優先して逆戻りし、「無難に」になっちゃってる。だからプロデューサーは「冬優子らしくない」って言ったんだとぼくは解釈している。が、それもまた冬優子らしい、っていうのがめんどくさポイント。

 そんでもって、ストレイライトの中でそういう姿勢をとってしまったせいで、足場を無くして揺らぎまくっていたのが今回の冬優子だと思っている。

 そのあたりの解決が【喫茶 舞台裏で会いましょう】で描かれてて、は~~~冬優子……ってなりました。缶コーヒーを受け取った後のあの"間"がアレですよ。分かりますか、自分が"選ばれた"という幸せが。最後のカシュッも最高でしたね。


 ともかく、感謝祭のシナリオでは、ストレイライト内において悪い意味で「冬優子らしさ」が発揮されていたのが改善されて、「ふゆ以外の誰かでもいい」という虚しさに対するフォローも(偶然だろうけど)エンディングでプロデューサーがやってくれたので、まあ、大体は解決してるんじゃないでしょうか。

 補足:まあ、その虚しさに関しては最後のフォローが全てではないはず。感謝祭の開始時点で「冬優子と呼ぶことを許している」ってことは、(WING優勝の有無は分からないけど)冬優子とプロデューサーの関係性はそこまで進んでいることになるわけで、プロデューサーにとって冬優子が"唯一のもの"であることを疑う必要なんてない。それなのにプロローグでヘラってたのは、あさひに対する劣等感で弱ってたからだと思うんですよね。あさひとの関係性が解決すれば、いつか解決される話ではあった。はず。

 だとしても、あの1本の缶コーヒーには価値があった。いい豆を使ったコーヒーとシブースト、そして1日限定5個のフルーツタルトと同じか、それ以上に。そうじゃなきゃあの"間"と笑顔が生まれるわけがない。カシュッ

 強いて言うなら人気の差が残ったまま話が終わってはいますけど、そんなすぐに解決されても困る。……と思ったけど、アレか? エンディングで冬優子がひとりで仕事をしてるあたり、一応は注目して貰えるようになったことを、それとなく伝えてるのかもしれねっすね? わかんないけど。

 つーてもまあ、カイヤナイトなんかでもソロの仕事してましたし、人気の差の話はそのうち無かったことになってそうな気がしてならない。良い意味の「冬優子らしさ」でもって解決された、ってことで。


 追記:ストレイライトがユニットで活動することの意義について問う感想がチラホラあったんですけど、うーん。

 前(シンデレラ・ミリオン)からそうなんですけど、ぼく、あんましユニットに興味が無かったりはするんですよね。強いて言うならTSVは意識してますけど、あれは恵美の特異さによるものであって、というかユニットというより友人としての関係性の話で――ってまあこの話はまた今度。

 シャニにおいては、他ふたつよりはユニットを意識してはいるんですけど、それでも基本的にはひとりひとりを見る意識の方が強いので、何ともコメントしづらい。


 が、まあ、とりあえず冬優子においては、「どうせバケモノには勝てないし」で挫ける気持ちを乗り越えられたという点で、有意義ではあったんじゃないですか? あさひ以外にもバケモノはたくさんいるわけだし。

 あとは前の記事でも喋った気がしますけど、プロデューサー以外にも「冬優子」が出せるあたりは、地味にメンタルに効くと思う。居場所が無かった(無い)人間にしか分からないと思いますけど、人間って、居場所と思える場所がないと心が死ぬんですよ。ぼくは現在進行形で死んでいます。皆さんはどうですか? あんた、今しあわせか?

 要は、「ふゆ」としての居場所だけじゃなく、「冬優子」の居場所にもなる、という意味で、ストレイライトというユニットには存在意義がある、とぼくは思います。プロデューサーひとりの存在だけじゃ、居場所にはならんのだ。冬優子だけのプロデューサーじゃないしな。

 それっぽくまとめるなら、冬優子にとって感謝祭のシナリオは、ストレイライトが居場所になるまでを描いたシナリオだったんじゃないスか? 知らんけど。



 追記2:あと、『ミラクル♡ミラージュ』の件もあるか。冬優子のアイドルに対する憧れを形にするなら、ソロじゃなくてユニットの方が正解なはず。


「……――アニメなら見てたわ
 アイドルの女の子たちが出てくるアニメ……
 可愛い子、かっこいい子
 ひとりひとりが特別なキラキラで……
 みんなで力を合わせれば
 もっともっとキラキラになれる――
 ――そういうこと……教えてくれた……」
(【なるんじゃん?】和泉愛依 - シー ※一部省略)



 次はあさひについて。上でも言いましたけど、あさひのWING優勝時のネタバレがあるので注意。













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 1~2枚目は【未だ見ぬものへ、共に】(WING優勝後)、3~4枚目は【error code:017】(感謝祭)より。違うエピソードのスクショを意図的に繋げて貼りましたけど、つまりはこういうことだとぼくは思っている。

 自分がしたいことをできれば、自分が楽しければ、他人の評価なんてどうでもいい。でも、前にも喋ったように、そんな生き方をしていたら孤独になって当然なわけです。そして残念ながら、あさひの心は孤独に耐えられるほど壊れてはいなかった。そんな心の限界が来たのが、3~4枚目の瞬間だと思うんです。

 芹沢あさひにとってのストレイライトの意義は、そこんとこにあると思う。ただ楽しいことができる場ではなく、それに応えてくれる相手がいる。それはプロデューサーだったり、黛冬優子だったり、和泉愛依だったり、ファンだったり。

 あー。Os-宇宙人とか歌って欲しいですね。以上。



 愛依に関しては……正直、現時点では喋れんな……。

 現時点ではっつーか、ぼくとは存在がかけ離れすぎてて、語りようがないというか……語り得ぬものについては沈黙しなければならない……。

 まあその……あさひと冬優子をよろしく……って感じですかね……(丸投げ)。



 そんな感じ。以上。


by dagakotowaru | 2019-09-14 00:00 | アイマス_アイドルを語る


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