2016年 12月 24日
【ネタバレ感想】あきゆめくくる
今回はあんまりうまく感想を書けそうにない(普段うまく書けてる気もしないけど)。
(以下、はるくる・なつくるを含むネタバレ)「それは、ぼくがラブコメを見ていなかったからです。ルルランの秘密だとか、WSPさんやキスの正体、サトりんの目論見……そのあたりを気にしすぎて、全然ラブコメを見ていなかった。ファック! 何やってんだお前! ……というわけで、ぼくに感想を書く資格はありません。というか、あきくるをプレイしたと言えません。ファーック。
……言い訳をさせてもらうと。はるくる・なつくるって、シナリオが一本道だったじゃないですか。それで、最後にドーンとカタルシスが来るつくり。それに引っ張られすぎた。
あきくるって、一本道にはなってないじゃないですか。個別にルート攻略が可能。……たぶん、それにも製作側の込めた意味はあるんだと思うんですよ。ただ、それ以前に、それぞれのルートのラブコメを、ちゃんとそれぞれのラブコメとして見ないとダメだと、コスモス畑でのサトりんとの会話中に気付いた。
要するに、ぼくはラストのカタルシスだけを期待してプレイしていたわけです。それに備えるために、色々考えながらプレイしていた。……この作品の楽しみ方としては、正しくなかったっスよねぇ。
……一応、気になった(気に入った)セリフはスクショしたりしてたんですけどね。ラブコメからは程遠かったです。そのあたりからも、いかにぼくがラブコメを見ていないのかが分かる。ファック。
ちなみに、設定周りに関しては、予備知識があったおかげもあって、すんなり理解できました。……それがいけなかったのかなーと思ったりもする。
土織さんやサトりんが何を言ってるか全然分かんねーけど、ラブコメを楽しむッ! うむ、面白いッ!! ……くらいの心意気の方がよかったのかなって。今更どうにもならないけどね。
あ、最後にひとつだけ。ドリドリはぼくの理想のヒロインでした。その気持ちに嘘はない。……こういうの、ぼくが好きなの分かってて書いてます? みたいな。そんな感じでした。 」
以上。もう一周するのは確定だけど、また感想を書くかは分からない。
追記:ちょっと気付いたことがあったので、書かせてください。こっちもはるくる・なつくるのネタバレを含みます。
「さっき上でもちょっと触れたけど、 はるくる・なつくると実質一本道だったシナリオが、ここに来てバラバラに攻略できるようになったことには、意味があると思うんですよ。
だって、『はるまで、くるる。』と『なつくもゆるる』みたいな仕込みをする製作サイドが、こんな思わせぶりな変更をして、何の意味もないわけがないじゃないですか。
……まあ、振り返ってみれば、誰でも気付くとは思いますけど。このゲーム、各ルートの最後で、しっかりと落葉してるんですよね(ゆずたんルートは描写が無いけど、これで落葉しないわけがない)。
それこそが、「秋の、こういう、瞬間」で、エピローグ最後のCGシーンでちーくんが信じた結果であり、一本道シナリオではなく、個別攻略可能である理由かな、と。……要は、すべてTrueルートだ! ってことじゃないですか? 違います? ……これだけだとよく分からないと思うので、自分でそのシーンを読み返してみてください。エピローグで『ウィグナーの友人』の話が出てから、ザーッと。
ともかく、これができるのは、ここまで二作とも一本道シナリオだったからこそ、なんですよね。どちらか片方でも、好きな順番で攻略可能であれば、この仕込みは実現しなかった。……っていう感じなので、ぼくの考えすぎじゃなく、ちゃんと仕込まれてるのかなーと思うんですけど。どうでしょうね。
――そんでもって、エピローグを終えるとタイトル画面でも落葉。毎回そうですけど、ニクい仕込み方してきますよね。はるくるは春、なつくるは笑顔、あきくるは落葉。
はー。ふゆくるもなんとかなりませんかね。……とりあえず、その前に、はるくるの小説を買いましょうね。ハイ。あきくるのビジュアルファンブックが出るのかは分からないけど、出るなら絶対買います。言うまでもないですね。 」
おわり。
また追記:でもおまけ程度。伏字にもしません。
この作品、サブタイトルが『A MIDAUTUMN NIGHT'S DREAM』なんですよね。あからさまに、『夏の夜の夢』から来ていると思うんですけど。
ぼく、学がないので、読んだことがないどころか、その中身をまったく知らなくて。……読んだことのある人なら、このサブタイトルも、なるほど、と思えるのかもしれませんね? っていう。それだけ。